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2006年5月14日 (日)

3兆円の負担が「日本の安全保障のため」とは疑わしい

今日のNHK「日曜討論」を聞いて、釈然としない思いは強まった

 朝の政治討論で、沖縄の海兵隊司令部をグアムに移動する経費約7,000億円を日本が負担する問題で、与党側の説明は 「沖縄の基地負担をなくすために本土に移すというと反対される。仕方なくグアムに移転してもらう。日本が頼んだのだから費用は負担するのが当たり前だ」というようなものであった。

 これに対して野党側の反論は「グアムを戦略拠点にするということは、日米協議の以前から決まっていたのだから、日本が「沖縄からの移転先としてグアムをお願いした」と言う口実で費用負担を主張するのはおかしい」と言うようなものだった。

 録画しなかったので発言の正確な確認はしていないが、趣旨はこんなものだったと思う。
米軍は隷属国が反対することなどは、「想定していない」。たとえば横須賀を原子力空母の母港にすると決めたら、保守系市議に艦内を見せると招待して、肝心な原子炉の施設領域は見ないままで「安全です」と言わせるのです。
 座間基地に新作戦司令部を持ってくるという戦略配置をして、同じ人数の自衛隊中央即応部隊を同居させて、相模補給廠で戦闘指揮の訓練をするという。これは単に米軍の物資を置くという機能から、「日米の司令部機能を訓練する」という機能変形=トランスフォーメーションで、これは米軍の戦略の重要部分をなしている。
 だから「将校宿舎を南台の住宅基地に移転する」ということで「15haの返還」という見返りに新築住宅を日本負担で作らせる。座間基地に配置される300人の司令部の住宅も同じところにつくるようだけど、「相模原市の要望を聞いて相模補給廠の一部を返還する代替の住宅建設だ」という煙幕に大いに役立つ。

 岩国の海上基地建設も「市民の要望を受け入れて」海上に自由使用の滑走路を作り、「被害を緩和する」ような振りをして、実は「艦載機の離発着訓練を硫黄島から岩国に移す」という手口も似ているような気がする。

 それらの「国民むけ説明のシナリオを作るのが政府と官庁の仕事」なのではないか、と思いたくなる今日の日曜討論でした。加えて実態をえぐる調査報道はせずにすませる報道機関。これらに皆さんはどういう印象をもちましたか?(あきさん)

 

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コメント

おっは~さん、コメントをありがとうございます。「報道は中立を装ってちっとも主張しません」というのは私も同感です。ブログで発信することの意味は、「書くことを通じてつながる」ことではないかと思います。これからもよろしく。

投稿: あきさん | 2006年5月16日 (火) 15時59分

あきさん、コメントありがとうございます。
批評をとのことですが、理路整然と読みやすいと感じました。

社会的なことを、主義主張っぽくなく自分の思いとして書かれているのが好印象です。堅いというよりむしろやわらかい方だと思います。

えらそうにすみません。
報道は中立をよそおってちっとも主張しませんから、ブログでの発信は有効な手段と思います。お互いがんばりましょう。

投稿: おっは~ | 2006年5月15日 (月) 00時45分

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